はじめに
「伏黒恵が使う十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)とはどのような術式なの?」
「影から現れる式神にはそれぞれどんな能力があるの?」と気になっていませんか。
『呪術廻戦』を見ていても、「なぜ伏黒は影を使って式神を呼び出せるの?」「玉犬や鵺(ぬえ)、脱兎(だっと)などはどのように使い分けているの?」「十種影法術は他の術式と比べて何が強いの?」と疑問に感じることがありますよね。
この記事では、十種影法術の基本的な仕組みや式神の能力、強いと言われる理由、さらに宿儺が注目した背景まで、順を追ってわかりやすく解説していきます。
伏黒の十種影法術とは?
十種影法術は、伏黒恵が使用する術式として『呪術廻戦』の物語序盤から登場しています。
まずは十種影法術の基本的な仕組みや特徴、作中で高く評価される理由から順番に見ていきましょう。
十種影法術は「影」を使って式神を操る術式
十種影法術は、影を媒介にして式神を呼び出す禪院家相伝の術式です。
術師は自分の影の中に式神を収納でき、必要な場面で呼び出して戦わせます。伏黒恵も戦闘では、攻撃や索敵、防御など状況に応じて式神を使い分けていました。
術師自身の戦い方だけでなく、式神との連携によって幅広い戦術を取れることが、十種影法術の大きな魅力といえるでしょう。
伏黒恵が受け継ぐ禪院家の相伝術式
伏黒恵が使う十種影法術は、御三家の一つである禪院家に代々受け継がれてきた相伝術式です。
誰でも使える術式ではなく、限られた術師にだけ発現するとされています。
そのため、十種影法術は禪院家を代表する特別な術式として知られており、伏黒はその力を受け継いだ数少ない術師の一人として描かれています。
呪術廻戦の中でも特別視される理由
十種影法術が特別視される理由は、強力な式神を複数使役できるうえ、最強クラスとされる魔虚羅も含まれているためです。
また、宿儺が物語の早い段階から伏黒恵と十種影法術に強い関心を示していたことも、この術式の重要性を感じさせる理由の一つです。
作中でも特別な術式としてたびたび注目されています。
十種影法術で使われる代表的な式神
十種影法術の大きな特徴は、用途の異なる複数の式神を状況に応じて使い分けられることです。
ここでは、作中で特に登場機会が多い代表的な式神や、十種影法術の強さを支える主要な式神について見ていきましょう。
玉犬|伏黒が最も多く使う式神
玉犬は、伏黒恵が最も多く使っている式神です。
白と黒の二体で行動し、敵の追跡や索敵、近接攻撃を得意としています。伏黒は戦闘の序盤から玉犬を呼び出すことが多く、相手の位置を探ったり、そのまま攻撃につなげたりしていました。
まさに伏黒の戦いを支える主力の式神といえるでしょう。
鵺|空中戦や電撃攻撃ができる式神
鵺は、大きな鳥の姿をした式神です。
空を自由に飛び回り、上空から攻撃したり、電撃で相手の動きを止めたりできます。伏黒は高所への移動や奇襲が必要な場面で鵺を使うことが多く、地上からは攻撃しにくい相手にも対応していました。
空中戦を支える頼もしい式神の一体です。
蝦蟇・脱兎|サポート型の式神
蝦蟇と脱兎は、戦闘を有利に進めるためのサポート役として活躍する式神です。
蝦蟇は長い舌で相手を捕まえて動きを封じ、脱兎は大量のウサギを出現させて相手の視界をかく乱します。伏黒は相手の動きを止めたい場面や、攻撃のきっかけを作りたい場面でこれらの式神を使い分けていました。
派手な攻撃は少ないものの、戦いを支える重要な存在です。
満象・貫牛|高火力タイプの式神
満象と貫牛は、十種影法術の中でも高い攻撃力を持つ式神です。
満象は巨大な象の姿をしており、大量の水を放って相手を押し流します。貫牛は一直線に突進する式神で、走る距離が長いほど威力が増していくのが特徴です。
どちらも強力な一撃を持っており、伏黒の戦いを支える頼もしい式神として活躍しています。
魔虚羅|最強クラスと言われる式神
魔虚羅は、十種影法術の中でも最強クラスとされる式神です。
頭上の法陣が回転することで、受けた攻撃や現象に少しずつ適応していく能力を持っています。そのため、戦闘が長引くほど攻略が難しくなる非常に厄介な存在です。
作中では歴代の十種影法術の術師でも調伏できなかったと語られており、その圧倒的な強さから特別な式神として描かれています。
十種影法術が強いと言われる理由
十種影法術は作中でも高い評価を受けている術式ですが、その強さは単純に強力な式神を呼び出せることだけが理由ではありません。
式神の組み合わせ方や影の活用方法によって戦い方の幅が大きく広がり、使い手の判断や技量によって性能が大きく変化する特徴があります。
ここでは、十種影法術が強いと言われる具体的な理由について順番に解説していきます。
式神ごとに役割を分けられる
十種影法術の魅力は、式神ごとに得意な役割が分かれていることです。
索敵が得意な式神や相手を拘束する式神、空中戦を担当する式神などを、状況に合わせて使い分けられます。そのため、相手や戦場の状況に応じて柔軟に戦い方を変えられるのが大きな特徴です。
さまざまな場面に対応できることが、十種影法術の強さにつながっています。
影を利用した戦い方の自由度が高い
十種影法術は、影そのものを活用して戦えるため、戦い方の自由度が高い術式です。
式神や道具を影に収納できるほか、影を利用して素早く位置を変えることもできます。そのため、正面から攻撃するだけでなく、不意を突いたり相手の意表を突いたりと、さまざまな戦い方が可能です。
相手に行動を読まれにくいことも、大きな強みの一つといえるでしょう。
術師の実力次第で強さが変わる
十種影法術は、式神を呼び出すだけで強さが決まる術式ではありません。
どの式神を使うか、どのタイミングで動かすかによって戦い方は大きく変わります。そのため、術師の判断力や戦闘センスが高いほど、式神の力をより引き出せるのが特徴です。
使い手次第で強さが大きく変わることも、十種影法術が注目される理由の一つといえるでしょう。
宿儺が使ったことで危険性が注目された
十種影法術の危険性が改めて注目されたのは、宿儺がこの術式を使ったことも大きな理由です。
宿儺は伏黒恵の肉体を受肉した後、十種影法術を自在に扱い、式神や魔虚羅を戦闘で活用しました。
その圧倒的な強さから、十種影法術は式神を操るだけの術式ではなく、使い手次第で最強クラスの力を発揮できる術式だと改めて印象づけられました。
宿儺はなぜ十種影法術を欲しがったのか
宿儺は物語の早い段階から伏黒恵に強い関心を示しており、その理由には十種影法術の存在が深く関わっていました。
ここでは、宿儺が伏黒に執着した理由や十種影法術に注目していた背景、そして最終決戦で果たした役割について見ていきましょう。
宿儺が伏黒に執着していた理由
宿儺が伏黒恵に強い関心を持っていた理由は、伏黒が十種影法術の使い手だったためです。
宿儺は少年院編の頃から伏黒の術式に興味を示し、その後も戦いぶりを気にかけていました。さらに渋谷事変で魔虚羅の能力を目にしたことで、十種影法術の価値を改めて認識したと考えられています。
そのため伏黒は、宿儺にとって特別な存在として描かれていました。
魔虚羅の適応能力が重要だった
宿儺が十種影法術に注目していた理由の一つは、魔虚羅が持つ適応能力にあります。
魔虚羅は攻撃や術式を受けると頭上の法陣が回転し、その現象に少しずつ対応できるようになります。戦闘が長引くほど攻略が難しくなるため、宿儺もこの能力に大きな価値を感じていたと考えられています。
魔虚羅の存在は、十種影法術が特別視される理由の一つといえるでしょう。
五条悟戦でも鍵になった術式だった
十種影法術は、宿儺と五条悟の戦いでも重要な役割を果たしました。
宿儺は戦闘中に魔虚羅を利用し、五条悟の無下限呪術への適応を進めていきます。そして、魔虚羅が見せた適応の結果をもとに、有効な攻撃方法を見つけ出しました。
このことから、十種影法術は宿儺を支える大きな力となり、五条悟戦の鍵を握る術式として描かれています。
十種影法術の弱点や難しさ
十種影法術は作中でも屈指の強力な術式として知られていますが、使いこなすまでのハードルが高く、誰でも簡単に最大限の力を引き出せるわけではありません。
ここでは、十種影法術が持つ代表的な弱点や扱いの難しさについて解説していきます。
式神は調伏しないと使えない
十種影法術の式神は、呼び出せばすぐに自由に使えるわけではありません。
新しい式神を使役するには、まず調伏の儀を行い、その式神を倒して認められる必要があります。調伏に成功して初めて、自分の式神として自由に扱えるようになります。
そのため、強力な式神ほど使いこなすまでの難易度が高いことも、十種影法術の特徴の一つです。
破壊された式神は戻らない場合がある
十種影法術では、破壊された式神が必ず元に戻るわけではありません。
完全に破壊された場合、そのまま二度と召喚できなくなることもあります。そのため、強力な式神だからといって無理に戦わせることはできず、使い方には慎重さが求められます。
式神をどう守り、どう使うかも、十種影法術の大切なポイントといえるでしょう。
扱う術師自身の能力依存が大きい
十種影法術は非常に強力な術式ですが、式神を呼び出すだけで勝てるわけではありません。
どの式神を使うか、いつ入れ替えるか、影をどう活用するかを術師自身が判断する必要があります。そのため、使い手の戦闘経験や判断力によって強さが大きく変わります。
術師の技量が高いほど、十種影法術の魅力をより引き出せる術式といえるでしょう。
まとめ
十種影法術は、伏黒恵が受け継いだ禪院家相伝の術式で、影を使ってさまざまな式神を操れることが大きな特徴です。
玉犬や鵺、脱兎など、それぞれ役割の異なる式神を状況に合わせて使い分けるため、戦い方の幅が広く、戦術性の高い術式として描かれています。
一方で、式神を使うには調伏が必要だったり、破壊されると戻らない場合があったりと、扱いが難しい面もあります。
だからこそ、術師の判断力や経験によって強さが大きく変わる点も、十種影法術の魅力といえるでしょう。
また、宿儺が早い段階から強い関心を示し、五条悟との戦いでも重要な役割を果たしたことで、この術式の特別さが改めて印象づけられました。
式神の能力や影の使い方を知ると、伏黒の戦い方や物語の見え方も少し変わってきます。
『呪術廻戦』を楽しむうえで、ぜひ注目しておきたい術式の一つです。